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ボランティアによる蔵書点検を実施しています

土小学校の蔵書数は10307冊。柏市の学校では、3年に一度、すべての本のバーコードをチェックして本の棚卸をする蔵書点検を実施しています。昨日から土小の蔵書点検を、ボランティア募集に応募してくださった保護者の方のご協力で実施しています。

 

 

土小学校の蔵書状況は、文部科学省の蔵書基準冊数と比較してちょうど100%です。ただ、冊数があればよいということではありません。蔵書の構成が大切なポイントです。

図書館は読書センター、学習センター、情報センターの3つの役割を担っています。読書の部屋ではなくなっていて、今や、すべての授業で図書館の本を活用することが求められています。そのことをベースにすると、読み物の本の割合は、25%程度とされているのです。意外だと思われる方も多いでしょう。

土小の図書館の蔵書割合では、読み物が49.7%、調べる本が50.3%なのです。読み物の本の割合が高い状態です。本年度も予算割合を高めで図書館の蔵書充実に着手していますが、柏市内のほかの学校と比較しても調べる本が少ない状況です。

今後、ラーニングコモンズや様々な教室での活用を進め、本で調べる、ネットで調べる、調べたことを元にして、自分の考えをしっかりと持つ、そういう教育活動を進めていきます。

蔵書点検の地道な作業が学習環境を大きく支えてくれます。ボランティアの皆さんありがとうございます。