逆井小日記 令和4年度

1年生の学習風景

1年生の算数は,同じ時間に教科書のまったく同じ教材を学習していました。

「〇ー△ー◇=◎」というような計算です。

いずれのクラスも,デジタル教科書を活用して,アニメーションで2回動物が乗物から降りる姿を見せて,連続する引き算のイメージをわかりやすく示していました。でも,計算の仕方と習熟の仕方は少しずつ異なります。

 

1組では,まず先の2つの数字を橋渡しして,答えを書き残します。それから後ろの引き算を暗算で行います。担任は子ども達の回答を取り組みを見て力強くほめながらノートに丸をつけていきます。子ども達は大きく丸をつけてもらったことで,自信をつけていきました。

 

2組では,後ろの計算は暗算でなく,こちらも橋渡しして,計算をすることを教えてから取り組ませていました。

練習問題にも,計算ドリルにも同じように書き込んで計算の手順を残すことで定着していきます。

 

同じ教材でも,子ども達の様子に応じて,担任は学習スタイルを変化させたり,工夫して定着させています。今回のように,計算の手順を視覚的にわかるようにすることは,今後の学習の仕方にも生きてきます。

子ども達の中には,まだ指を使って計算する子もいます。子どもによってはその計算の仕方を通過することも大切です。各々が自力解決をする経験も大切にしながら,計算力を身に付けさせていきたいと考えます。