逆井小日記 令和4年度

5年生授業風景

いずれのクラスも,算数の公倍数を学習していました。

3つの数の公倍数を効率よく導き出すにはどうしたらよいかという課題です。

1組は,地道にそれぞれの倍数を書き出すところからその作業の大変さを実感し,小さい数の公倍数を見つけ出してから解き進める方法を考えていきました。担任はよく「素敵な方法だね」というワードを出します。算数は,ただ答えを求めればよいということではなく,解き方の美しさも数学的思考に結びつきます。

2組は,逆に大きい数から公倍数を考えていく流れになりました。地道な作業をしないで頭の中で解いてしまう子どもが多いようでしたが,担任はゆさぶりながら思考を表面化させていきます。デジタル教科書に書き込んで行き,スムーズに共有できるところは進め,ここぞというところで仲間と情報共有していきます。

教科書通り一本道で学ぶのではなく,子ども達の性格,これまでの学びによって思考は変わります。今回の課題もこれが一番よいという解法はありません。それぞれの担任は子ども達の表情,理解の様子を見ながら,状況に応じた対応をしています。