10年の時を超えて

   

 「文の成分」を学ぶ生徒達         10年前からの取り組みだそうです 

 本日、職員研修のため、柏市教育委員会から講師をお呼びしました。以前本校で校長を務められていた先生です。研究授業会場である1年2組の教室へご案内する間に、生徒達が立ち止まって「こんにちは」と挨拶をしてくれていました。また、1年2組の生徒達も、50分間集中して、しっかりと学んでいたように見受けられました。校長室に戻られた講師からは、「学校も落ち着いているし、『あったかあいさつ』が定着している良い学校ですね。」とのお褒めの言葉をいただきました。

本校の行動目標となっている「時を守り、場を清め、礼を正す」という言葉は、哲学者でもある教育者の森信三さんの言葉ですが、本日の講師の先生が10年以上前に、取り組み始めたものだそうです。また、本校スローガンの「あったか あいさつ あかるい四中」という合い言葉も、当時、あいさつの大切さを教えたいとの思いから、地域の皆様とともに始めた取り組みの一つだとのことです。

今、10年の時を超えて、しっかりと定着しつつあるこの行動目標も、あったかあいさつも、当時の歴史を伺うと、なかなか感慨深いものがあります。講師の先生がおっしゃるには、「大変だった時に、地域と保護者の皆さんに協力してもらい、支えられた。」とのことです。改めて、地域や保護者の皆様への感謝の気持ちをもつと共に、落ち着いて生活できているこの状況を、大切にしていかねばならないと感じました。  (文責 飯田)