「志を立てて もって 万事の源となす」

    

真っ白な校庭(体育館方面から)   雪化粧した木々         昇降口での検温チェック       清掃時間(職員室廊下)

昨日からの雪で、登校時間帯の路面凍結等が心配されましたが、生徒達の元気な姿を見ることができ、ほっとしています。また冬季休業中の大きな事故や新型コロナへの感染報告等も無く3学期を迎えることができましたこと、保護者の皆様のおかげであると感謝しております。

さて、本日は3学期の初日であるとともに、新年の始めでもありますので、「目標をもつ」という事について、始業式で話をさせていただきました。その内容を掲載いたします。

 〔3学期始業式式辞〕(部分的に省略、変更しています。)

・・・前文省略・・・今日は、吉田松陰という人の話をします。吉田松陰は幕末に松下村塾を開き、伊藤博文や木戸孝允等多くの人材を育てた人です。その吉田松陰が残した言葉の中に次のような言葉があります。

「志を立てて もって 万事の源と為す」

「志」とは、「心に思い定めた目標」という意味です。「目標を立てること」、それが全ての「源」つまり物事の始まりとなる。「何事をするにしても志がなければならない。志を立てることが全ての源(始まり)となる」ということです。

皆さんは、新年を迎えるにあたって、目標は立てましたか?・・・中略・・・まだ新年は始まったばかりですので、まだ目標を決めていない人は、ぜひ目標を決めて充実した生活を送れるようにしてください。

また、3学期に際し、皆さん個人の目標とは別に、学校全体としてお願いすることがあります。

まず3年生は、「今まで同様、すばらしい後ろ姿を後輩達に見せ続けて欲しい。」ということです。今、一人一人には受験という大きな目指すものがありますので、それどころではないと思うかもしれません。しかし、普段通りの落ち着いた生活をしていくことが、受験という「いざ」の場面で、思わぬミスや失敗を防ぎ、普段通りに力を発揮することにつながります。ぜひ、落ち着いた生活をすること、良い後ろ姿を見せることを心がけてください。

次に2年生は、上級生が安心して生活しバトンを託していけるように「様々な場面でリーダーシップを発揮して欲しい。」ということです。部活や委員会等でリーダーになっている人はもとより、それ以外の人達も、自分が経験してきたこと等を元に、周囲への声かけ等をして欲しいです。リーダーシップを発揮することが得意でない人は、リーダーを支えるフォロワーとして頑張って欲しいです。

最後に1年生は、先輩達の姿をみて、「先輩達のすばらしい部分を吸収し、四中の伝統の継承者として準備をして欲しい。」ということです。あと3ヶ月で下級生を迎え、先輩になります。その準備をしっかりとしておいてください。

今年も皆で力をあわせて、よりすばらしい四中を作り上げていきましょう。(以上始業式式辞)

終息に向かうかと思われた新型コロナウィルスですが、やはり第6波がやってきてしまいました。今学期も安全・健康第一で、生徒達の成長を促していけるよう職員一同頑張って参りますので、どうぞよろしくお願いします。

(文責 飯田)