全ての学年に感謝!(終業式式辞)

  

放送室からこのような感じで話します。(生徒会長より)      表彰も放送で!生徒は教室で起立。

今日は2学期終業式。今回も生徒達は各教室にて放送を聴くという形です。すっかりこの形も定着してきましたが、今回は音楽科のリードでCDに合わせての校歌斉唱もありました。放送室では生徒達の歌声を聴くことができないのが残念です。4月着任初めて?の校歌斉唱、1年生は歌えたでしょうか。

さて本日の終業式では、校長より各学年へのお礼と、担任からのプレゼントの話をしました。以下に話の大意を掲載しますのでご覧ください。

〔式辞より一部抜粋〕

3年生は、スポーツフェスティバルで行動の指針となる4つの柱を示し全校を成功に導いてくれました。歌声交歓会では3クラスが切磋琢磨する中で、すばらしい合唱を作り上げてくれました。下級生に聴かせてくれた代表の歌声は、1,2年生の心の中に、四中の伝統ある歌声のすばらしさを刻んでくれました。何よりも下級生に対して、きちんとした学校生活を送る後ろ姿を見せてくれている3年生は、そのことで立派に責任を果たしています。ありがとうございました。

2年生は、林間学校、歌声交歓会、学年集会等、どの場面を見ても、本当にしっかりと行動できました。委員会活動でも先輩からのバトンをしっかりと受け継いでくれています。ありがとうございました。

部活動に関しても、引退した3年生の代わりに部を牽引しています。新人戦の代替大会で頑張る姿について、たくさん見聞きさせてもらいました。それぞれの課題を克服し春にはさらに良い成績を修めることを期待しています。

1年生。先輩達と共に行う行事がほとんどなく、中学生としてのイメージを持ちづらい学校生活です。そのような中、歌声交歓会の合唱は、よく頑張りしっかりと仕上げました。とても立派でした。普段の生活でも一人一人が中学生としての自覚をもち、小学校時代よりもきちんとした生活を送っていることと思います。そのことに感謝しています。これからもすばらしい先輩達を見習い、良き四中の伝統の継承者として活躍してください。 

さて、今日は、担任から通知票という、すばらしいプレゼントがもらえます。通知票には、皆さんが2学期の間にどれだけ頑張ったかが記されています。各教科、委員会活動、学級での係や部活動、そして生活全般の評価もあります。

この中で、自分が優れている部分や、頑張れた部分は自分自身の良いところとして、自信をもち、更に磨きをかけ、伸ばしてください。

教科の評価にCがついていたり、Cがなくとも他と比べて、そこだけ低い評価であったりすれば自分にとってはそこが弱点だとわかります。行動の評価に△が記されている場合もあるかもしれません。所見の部分に、「○○を頑張りましょう」等とはっきりと書かれていることもあるかもしれません。そのようなマイナスの評価については、はじめは、嫌だなとか、コンプレックスをもったりすることもあるかもしれませんが、この良くない部分を克服するために、取り組みをしていくことで、自分自身をさらに伸ばしていく事ができるはずです。

「嫌だからやらない」「苦手だからやらない」と言って好きなことにしか取り組まなければ、嫌いなことはずっと嫌いなまま、苦手なことはずっと苦手なままです。それらは、とても役に立つ、自分のためになることかもしれないのに、それにも気づかずに終わってしまうことにもなりかねません。いつまでも新しい自分と出会うことはできません。このように考えれば、通知票に記されるマイナス評価や励ましの言葉は、自分を伸ばす道標となるものですので、非常に大切なものだと気づけると思います。

自分自身が直した方が良い部分について、はっきりと伝えてくれるのは皆さんのお家の方を除くと、学校の先生方以外にはいないと思います。自分に対して厳しいと思われる評価や言葉は、耳の痛いものではありますが、皆さんのことを、心から心配したり、成長させてあげたいと思ったりする愛情からきているということはわかりますね。

今日いただく通知票という、すばらしいプレゼントをどのような気持ちで受けとり、自分の中で消化して、そして明日からの2週間をどのような気持ちで過ごすかで、今後の皆さんの成長の度合いが変わってくることは間違いありません。新学期、一回り大きくなった皆さんと再会できることを楽しみにしています。  以上終業式 式辞より (文責 飯田)