コロナと「正常性バイアス」

本日の生徒の様子(3年生美術:黙々と作業する生徒達)。下記本文と画像とは関係がありません。

  

コロナ陽性者が確認された旨のすくすくメールは、今日で4件目となりました。TVの情報番組でも放送されているとおり、全国的に、そして千葉県でも、最近、過去最多が更新されました。柏市からの情報では、柏市内の小中学校においても急激に陽性者が増加しているとのことです。今まで行事の延期・中止、授業での制限等、感染予防対策に腐心してきただけに、何とかとどまって欲しい、そして感染された方には早く回復して欲しいと祈るばかりです。

さて、昨日、学級閉鎖の連絡をさせていただきましたが、今回の学級閉鎖については、数年前まで冬場に行われることが多かったインフルエンザによる学級閉鎖とは若干違いがあります。今回の閉鎖にあたっては、教育委員会の学校保健課から情報提供をいただきながらの決定となりましたが、感染力の強さがインフルエンザとは異なりますので、少人数でも学級閉鎖ということにしました。

また、学校内での生徒達の様子を見てみても、インフルエンザの時には風邪ひき生徒数名が教室内で「ゴホゴホ咳をしている」という状況がありましたが、今回に関しては、前日まで見かけは元気でも、急激に熱が上がり陽性になるというようなイメージがあります(あくまでも私の個人的感覚です。)。

今登校している生徒達や教室の様子を見てみると、風邪が蔓延しているという状況は全くなく、むしろ、皆元気に活動していると言えます。このような様相だからこそ、少しでも具合が悪い場合には早めに受診し、ご家族に風邪症状の方がいる場合には、生徒本人を登校させないことを徹底する必要があると思っています。ぜひ、ご協力をお願いします。

大変な状況に陥った際、「正常性バイアス」が働き、「自分は大丈夫だ」と思い込むことがあるといいます。しかし今回については、風邪症状等がある場合には、「万が一陽性だった場合には、本人も辛い思いをするし、周囲の仲間にも感染させてしまうかもしれない。」というような想像力を働かせていただき、早めの対処をお願いします。刻一刻と変化していく社会情勢の中、学校とご家庭とが同様の考え方をもって、子ども達を守っていけるよう協力をお願いします。(文責 飯田)