抑止力としての効果大
21日終業式の日の夕方、四中正門前に集まった方達は、青少協の地域パトロールの皆さんです。
この地域パトロールがいつから始まり続いているかはわかりませんが、このパトロールが、落ち着いた四中を支える一助となっていることは間違いないと思っています。もしかしたら落ち着いた四中学区をパトロールする必要はないのでは?と思う方がいるかもしれませんが、私はこのパトロールは大いに必要なことだと思っています。
10年位前、四中が大変だった時期があったと聞いています。その頃地域の皆さんが積極的に関わってくださり、学校を立て直してきたとのこと。もちろん保護者の方々の協力もあったと思います。今、四中にはいわゆる非行少年、非行少女といわれるような生徒は見られませんが、多くの子どもたちが様々なストレスや困り感を抱えながら生活していることは以前と変わらないはずです。
われわれ大人は、年頃の子供たちの内面に寄り添いながら丁寧な見守りをしていかねばなりません。この地域パトロールは子供たちに「見守ってもらっている」という安心感を与えます。「見られている」という緊張感を持つ生徒もいるかもしれません。どちらにしても、大人の存在を子供たちに伝えていくことは重要です。
大人の側からは、子供たちを「見ている」だけかもしれません。この行為が地域の子供たちの安定につながっていることを証明するエビデンスはどこにもありません。しかしながら、見ていれば子供たちの変化に気づきやすいですし、早期対処もしやすいです。何と言っても抑止力になっていることは間違いありません。次週27日にも同様のパトロールが実施されます。安定したこの地域を見守ってくださっている青少協の皆さんには心から感謝です。 (文責 飯田)