日誌

四中日記 令和3年度

講師をお招きし「がん教育」を実施しました。

    

講師 千田 操 氏          真剣な表情で聞く生徒達       生徒代表お礼の言葉

本日、第2学年で「がん教育」集会を実施しました。これは、新学習指導要領の保健体育で「がん教育」を取り扱うこととなったことにより、本年度初めて実施したものです。講師には東京慈恵会医科大学附属柏病院看護師の千田操氏に来ていただきました。

講師からは、がんが発生する仕組みや原因、予防や治療についての概略を聞くことができました。予防の話では、バランスの良い食事(塩分過多に注意)や適度な運動の必要性等、日頃気をつけた方が良い点に加え、将来的には健康診断を受診するようにとの言葉が印象に残りました。

2学年職員に聞くと、集会後の感想箋では、「がんは治らないという考え方が変わった。」「将来タバコは吸わない。」という意見が多かったとのことです。今回の学習機会を通して、生徒達の健康への意識が高まれば何よりです。

また、講師の思いとしては、保護者の皆様の健康保持増進というねらいもあるようで、「生活習慣等について保護者の皆様と話をしてみてください。」との言葉もありました。子どもたちが、ご家庭で「がん教育」について話題にするかもしれませんので、この機会に健康について話してみてください。 (文責 飯田)

いよいよ本番!私立入試直前。

    

注意事項が具体的に話されました。      皆、真剣に聞いています。

  

進路委員さん達の運営も立派でした。     「最寄りの駅を間違えないように!」

いよいよ始まる高校入試!本日は試験日に先立ち、入試直前集会が行われました。進路指導主任からは、試験日当日の持ち物や、前日・当日の注意事項等が具体的かつ丁寧に指導され、さらに試験に臨む際の気持ちの持ち方についても話がありました。また学年一番の若手教員からは、入試日当日の自分の失敗談を交え、絶対にあってはならないミスについての注意喚起がありました。生徒達は皆真剣な表情で話を聞いていました。いつもの事ながら、四中3年生の真剣な表情を見るにつけ、全員に成功して欲しいという思いを持ちます。

生徒達にとっては、初めての大きなハードルです。我々大人は、情報提供することと見守り・応援しかできません。今までしてきた学習の積み重ねを余すこと無く発揮できるよう、事前準備を怠らず当日を迎えてもらいたいと思っています。

今週末は茨城県私立、来週は千葉県私立高校の試験日です。3年生全員が自分の持てる力を100%発揮できるよう祈っています。頑張れ四中生! (文責 飯田)

ベストアクターは誰?

    

  

昨日から授業が本格的に始まりました。はじめから6時間授業、3年生にあってはいきなり5教科の確認テスト実施で受験モード全開という感じです。他学年の生徒達も休み明けですが、ほとんど違和感なくしっかりと学習に取り組んでいました。この落ち着きが四中生のすばらしさです。日頃からご家庭でご指導いただいている賜であると感謝しています。ありがとうございます。

さて、今日は第1学年で、グループエンカウンター(2021年12/21の「四中日誌」参照)の第2弾「ベストアクターは誰だ?」が実施されました。マスクをしている日常では、顔の表情が見え辛いので、自分の感情を伝えたり、逆に友達の気持ちを読みとったりすることが通常時より難しくなります。そこで今回のミッションは、「言葉で自分の気持ちを表現し、仲間に理解してもらう。」というもので、アクターつまり役者になり、言葉で感情を伝えるというものです。

単語で書く「何で」という言葉も、発音や声の調子によっては、「疑問」になったり、「不快な気持ちの表現」になったりします。このような課題として与えられた言葉を、発音を変える等して友達に向けて発し、「疑問」なのか「不快」なのか等を当ててもらうゲームです。

朝の10分間という短い時間でしたが、子どもたちは積極的で楽しそうに参加していると感じました。「次のグループエンカウンターはいつですか。」と楽しみにしている生徒もいるとのことです。今後も週2回位のペースでの実施予定とのことですが、オミクロン株の感染拡大によりグループ活動を制限せざるを得ない状況にならないよう願うばかりです。(文責 飯田)

「志を立てて もって 万事の源となす」

    

真っ白な校庭(体育館方面から)   雪化粧した木々         昇降口での検温チェック       清掃時間(職員室廊下)

昨日からの雪で、登校時間帯の路面凍結等が心配されましたが、生徒達の元気な姿を見ることができ、ほっとしています。また冬季休業中の大きな事故や新型コロナへの感染報告等も無く3学期を迎えることができましたこと、保護者の皆様のおかげであると感謝しております。

さて、本日は3学期の初日であるとともに、新年の始めでもありますので、「目標をもつ」という事について、始業式で話をさせていただきました。その内容を掲載いたします。

 〔3学期始業式式辞〕(部分的に省略、変更しています。)

・・・前文省略・・・今日は、吉田松陰という人の話をします。吉田松陰は幕末に松下村塾を開き、伊藤博文や木戸孝允等多くの人材を育てた人です。その吉田松陰が残した言葉の中に次のような言葉があります。

「志を立てて もって 万事の源と為す」

「志」とは、「心に思い定めた目標」という意味です。「目標を立てること」、それが全ての「源」つまり物事の始まりとなる。「何事をするにしても志がなければならない。志を立てることが全ての源(始まり)となる」ということです。

皆さんは、新年を迎えるにあたって、目標は立てましたか?・・・中略・・・まだ新年は始まったばかりですので、まだ目標を決めていない人は、ぜひ目標を決めて充実した生活を送れるようにしてください。

また、3学期に際し、皆さん個人の目標とは別に、学校全体としてお願いすることがあります。

まず3年生は、「今まで同様、すばらしい後ろ姿を後輩達に見せ続けて欲しい。」ということです。今、一人一人には受験という大きな目指すものがありますので、それどころではないと思うかもしれません。しかし、普段通りの落ち着いた生活をしていくことが、受験という「いざ」の場面で、思わぬミスや失敗を防ぎ、普段通りに力を発揮することにつながります。ぜひ、落ち着いた生活をすること、良い後ろ姿を見せることを心がけてください。

次に2年生は、上級生が安心して生活しバトンを託していけるように「様々な場面でリーダーシップを発揮して欲しい。」ということです。部活や委員会等でリーダーになっている人はもとより、それ以外の人達も、自分が経験してきたこと等を元に、周囲への声かけ等をして欲しいです。リーダーシップを発揮することが得意でない人は、リーダーを支えるフォロワーとして頑張って欲しいです。

最後に1年生は、先輩達の姿をみて、「先輩達のすばらしい部分を吸収し、四中の伝統の継承者として準備をして欲しい。」ということです。あと3ヶ月で下級生を迎え、先輩になります。その準備をしっかりとしておいてください。

今年も皆で力をあわせて、よりすばらしい四中を作り上げていきましょう。(以上始業式式辞)

終息に向かうかと思われた新型コロナウィルスですが、やはり第6波がやってきてしまいました。今学期も安全・健康第一で、生徒達の成長を促していけるよう職員一同頑張って参りますので、どうぞよろしくお願いします。

(文責 飯田)

 

地域と学校を結ぶ花鉢配付

    

四中会場に集まった生徒達。民生委員さん24名。生徒70名。配付鉢数157鉢。職員もほぼ総出の状態でした。

    

「どの花鉢がいいかな?」           民生委員さんと共に出かけます。       「私達が育てた花鉢です・・・」「ありがとう~」

 終業式前日、地域の方々への花鉢配付を行いました。配付予定数は157鉢(157世帯)です。本年度はコロナ禍で地域の方々と交流する行事がすべて中止となっていますので、この花鉢配付だけが唯一の行事です。配布は、1,2年生限定にさせてもらいましたが、70名もの想いを持った生徒達がボランティアとして参加してくれました。大変ありがたく思っています。

四中会場と新田原近隣センターとに別れ、それぞれを拠点として配付しました。お手伝いいただいたのは、地域の実情をよくご存じの民生委員さん24名です。生徒4~5人のグループに1名ずつの民生委員さんが付き添い、ご家庭を訪問させてくださいました。学校としては、大変心強く、ありがたく思っています。

 配布当日までは、生徒会役員を中心として、花の水やりや植え替えをしてきました。愛情を注いできた鉢花が、地域の各ご家庭でそれぞれの愛情を受け開花していくのと同様に、本校生徒達も地域の皆様に見守られ、愛情を受けながら立派に育っていくのだと思います。生徒達にとっては、花鉢を渡すだけの短い時間での活動ですが、とても大きく身になる経験になったことはまちがいありません。

 (文責 飯田)

全ての学年に感謝!(終業式式辞)

  

放送室からこのような感じで話します。(生徒会長より)      表彰も放送で!生徒は教室で起立。

今日は2学期終業式。今回も生徒達は各教室にて放送を聴くという形です。すっかりこの形も定着してきましたが、今回は音楽科のリードでCDに合わせての校歌斉唱もありました。放送室では生徒達の歌声を聴くことができないのが残念です。4月着任初めて?の校歌斉唱、1年生は歌えたでしょうか。

さて本日の終業式では、校長より各学年へのお礼と、担任からのプレゼントの話をしました。以下に話の大意を掲載しますのでご覧ください。

〔式辞より一部抜粋〕

3年生は、スポーツフェスティバルで行動の指針となる4つの柱を示し全校を成功に導いてくれました。歌声交歓会では3クラスが切磋琢磨する中で、すばらしい合唱を作り上げてくれました。下級生に聴かせてくれた代表の歌声は、1,2年生の心の中に、四中の伝統ある歌声のすばらしさを刻んでくれました。何よりも下級生に対して、きちんとした学校生活を送る後ろ姿を見せてくれている3年生は、そのことで立派に責任を果たしています。ありがとうございました。

2年生は、林間学校、歌声交歓会、学年集会等、どの場面を見ても、本当にしっかりと行動できました。委員会活動でも先輩からのバトンをしっかりと受け継いでくれています。ありがとうございました。

部活動に関しても、引退した3年生の代わりに部を牽引しています。新人戦の代替大会で頑張る姿について、たくさん見聞きさせてもらいました。それぞれの課題を克服し春にはさらに良い成績を修めることを期待しています。

1年生。先輩達と共に行う行事がほとんどなく、中学生としてのイメージを持ちづらい学校生活です。そのような中、歌声交歓会の合唱は、よく頑張りしっかりと仕上げました。とても立派でした。普段の生活でも一人一人が中学生としての自覚をもち、小学校時代よりもきちんとした生活を送っていることと思います。そのことに感謝しています。これからもすばらしい先輩達を見習い、良き四中の伝統の継承者として活躍してください。 

さて、今日は、担任から通知票という、すばらしいプレゼントがもらえます。通知票には、皆さんが2学期の間にどれだけ頑張ったかが記されています。各教科、委員会活動、学級での係や部活動、そして生活全般の評価もあります。

この中で、自分が優れている部分や、頑張れた部分は自分自身の良いところとして、自信をもち、更に磨きをかけ、伸ばしてください。

教科の評価にCがついていたり、Cがなくとも他と比べて、そこだけ低い評価であったりすれば自分にとってはそこが弱点だとわかります。行動の評価に△が記されている場合もあるかもしれません。所見の部分に、「○○を頑張りましょう」等とはっきりと書かれていることもあるかもしれません。そのようなマイナスの評価については、はじめは、嫌だなとか、コンプレックスをもったりすることもあるかもしれませんが、この良くない部分を克服するために、取り組みをしていくことで、自分自身をさらに伸ばしていく事ができるはずです。

「嫌だからやらない」「苦手だからやらない」と言って好きなことにしか取り組まなければ、嫌いなことはずっと嫌いなまま、苦手なことはずっと苦手なままです。それらは、とても役に立つ、自分のためになることかもしれないのに、それにも気づかずに終わってしまうことにもなりかねません。いつまでも新しい自分と出会うことはできません。このように考えれば、通知票に記されるマイナス評価や励ましの言葉は、自分を伸ばす道標となるものですので、非常に大切なものだと気づけると思います。

自分自身が直した方が良い部分について、はっきりと伝えてくれるのは皆さんのお家の方を除くと、学校の先生方以外にはいないと思います。自分に対して厳しいと思われる評価や言葉は、耳の痛いものではありますが、皆さんのことを、心から心配したり、成長させてあげたいと思ったりする愛情からきているということはわかりますね。

今日いただく通知票という、すばらしいプレゼントをどのような気持ちで受けとり、自分の中で消化して、そして明日からの2週間をどのような気持ちで過ごすかで、今後の皆さんの成長の度合いが変わってくることは間違いありません。新学期、一回り大きくなった皆さんと再会できることを楽しみにしています。  以上終業式 式辞より (文責 飯田)

友達と上手くつきあっていく第1歩に!

      

クラスメートからサインをもらっています。 「サインちょうだい!」          何人分集められたでしょうか。

      

こんな所で書いたりします。        ふんふん、どんなサインかな?       先生もサインします。

今日、1年生は朝読書の時間を返上して「グループエンカウンター」を実施しました。エンカウンターというのは「出会い」という意味があるそうで、学校では4月の学級開きの際に実施することが多いです。「グループエンカウンター」というのは聞き慣れない言葉かもしれませんが、「友達関係(つくり)を円滑にするための活動」と捉えていただければ、ぴったりくると思います。 

今日の活動のミッションは、「友達のサインをたくさん集めよう」ということで、事前に考えさせておいた仲間のサインを自分のプリントに書いてもらうというものでした。当然、サインをもらうためには声をかけるというコミュニケーションが必要になります。10分程度の短い時間でしたが、「○○さんサインちょうだい!」「サインお願い!」「かっこいいサインだね。」等、教室内で皆が入り乱れて楽しそうに声を掛け合っていました。何をするか、何と声をかければよいかが決まっているので声もかけやすくなります。友達作りや声かけの仕方を覚える第一歩になるといいなと思います。

そもそも、今なぜこのような活動を行うのかということには理由があります。本校では毎月、全校生徒が「学校生活アンケート」を実施し、友達関係の悩みや困り感等について把握しています。そのアンケートで、「友達をつくれない」「クラスメートへの声のかけ方がわからない。」等、仲間作りに困り感をもつ生徒が複数名いることがわかりました。これはコロナ禍にあり2年余りの間、仲間とのコミュニケーションを制限されてきた負の側面であると考えています。1学年の教師の側にも、生徒達が上手に仲間関係のトラブルを解決できていないという見立てがありましたので、今回この時期に改めてこのような活動を計画したということです。

困り感を声にしてくれた生徒と、その声に敏感に反応して計画してくれた1年職員の迅速さに感謝しています。来学期も「グループエンカウンター」を継続的に実施しつつ、生徒達の人間関係作りを支えていきます。(文責 飯田)

英語でSDGsのプレゼン

 

     

10月19日付け「2年生が英語でプレゼン!」という記事で、英語の授業での2年生のすばらしさについて記載しましたが、今回は3年生の「英語でプレゼン」です。 

テーマはSDGs(Sustainable Development Goals)でした。コマーシャル等でもたまに耳にする言葉ですが、貧困、気候変動、資源の枯渇等、世界が直面している多くの課題を解決していくために行動することが求められている、2030年までに達成すべき世界的な目標です。その解決には大人だけでなく子どもたちも含めて、理解し取り組んでいかなくてはならない問題で、「持続可能な開発目標」と訳されています。学校教育においても、様々な教科で学ぶ事となっており、以前は国語でSDGsについて学んでいる授業の紹介をしました。

今回の英語では、自分が選んだSDGsに関するテーマに沿って、グラフ等の統計資料を説明に使用するという縛りが設けられていることや、環境問題に関する専門的な単語を、時には関係代名詞を使って説明するというテクニックを必要とする等、準備も結構大変だったのではないかと思います。

当日のプレゼンは、全て1人で行うということで、準備だけでなく発表のプレッシャーも大きかったと思います。また2年生と同様、自分が書いた記事を読み上げるのではなく、資料や原稿等を確認しながら英語で話すように発表していました。効果的な画像を取り込んで理解を促したり、グラフを指し示しながら話したり、時には笑いをとったりと、工夫する姿が見られました。学年が1つ上がると、レベルもかなりアップするものだと感心し、聞かせてもらいました。3年生は全員が発表していますので、冬休み中にご家庭でも話題にし、一緒にSDGsについて考えてみてはいかがでしょうか。(文責 飯田)

読み聞かせのテーマは「母親の愛」

    

真剣なまなざしで聴く生徒達。        「母親の愛」がテーマです。         親の気持ち・・・伝わったと思います。

「今日の読み聞かせのテーマは『母親の愛』です。普段小言ばかり言うことが多くなる母親ですが、それは子どもへの愛から来ていることなのです。そのことを伝えたくてこの本を選びました。」これは、今日生徒達への読み聞かせをしてくださったボランティアさんの言葉です。

本校では毎年、学期に1度、全クラスを対象に「読み聞かせボランティア」さんに来ていただき、朝読書の10分間に読み聞かせをしていただいていたとのことです。しかしながら1学期はコロナ禍で実施できず、2学期もずれ込んだ合唱交歓会の練習などにより、全クラスでの実施ができなくなりました。そのような中、先週末から一部の学級で読み聞かせが始まり、本日は1年生2クラスで実施していただけました。

冒頭にご紹介した方は、昨年度まで本校生徒の保護者だった方です。子育てをしてきた一人として子どもたちに母親の思いを知って欲しいとの考えをもっていらっしゃいました。読み聞かせ後、話をさせていただきましたが、子育てに悩み、苦労しているお母さん達の力になりたいというような思いが感じられました。

もう一方のクラスは『ニワトリと卵と息子の思春期』という、思春期の子どもとその母親の苦労?喜び?を綴った本の紹介でした。10分間の読み聞かせですので、本の世界への誘いのような形になりますが、生徒達にとっては、興味深い本を紹介してもらえる貴重な時間になったはずです。

まもなく2週間の冬季休業に入ります。普段は多忙で読書時間の確保もままならない生徒達ですが、この期間に読書を勧めたり、話題にしてみたりしてみてはいかがでしょうか。  (文責 飯田)

ハンバーグの味はいかがでしたか

  

生肉からこねます。材料の入れ忘れはない?   成形中。ハート型もありました。       焼きは難しいです。

  

なかなか、良い焼き具合でした。       茹でます。塩入れたっけ?         きれいに盛り付けます。

先日の3年生の調理実習に続き、今回は2年生のハンバーグ作りを見に行きました。2年生の家庭科は2時間続きのため、少し手の込んだメニューになります。ノーマルなハンバーグに加え温野菜の付け合わせまで作っていました。

3年生同様、2年生も楽しそうで、活気ある授業です。ご存じの通りハンバーグは火加減が難しいですが、やはり四中の生徒達は立派で、どの班もよく話をきいているので、表面だけ真っ黒で中身は生などという班はないようでした。付け合わせの野菜も色鮮やかに茹で上がっていました。味の方はどうだったでしょうか。普段何気なく食している料理ですが、作る手間や大変さも学べたのではないかと思います。

やはり座学だけではなく、このような実技や体験的な学習は大切だと感じます。普段の授業では見ることができない、仲間達の意外な一面を見つけたり、仲間とのコミュニケーションでの温かさを感じたりできたことと思います。長くはない冬休みですが、復習の意味を込め、ご家庭でも一緒に作ってみてはいかがでしょうか。 (文責 飯田)

「素敵な歌を聴けて心が一杯です。」との講評

      

1年3組「Let's  search  for  tommrrow」             1年1組「Believe」

 

    

1年2組「大切なもの」           1年4組「明日へ」

今日は、合唱交歓会最終日、1年生の発表です。先輩達の姿を見て学ぶ機会をもつことなく本番を迎えることとなりました。中学校での合唱発表の場をイメージすることができず大変だったと思います。司会進行の歌声委員の生徒達も、開始前は、「緊張しています!」と言っていました。開、閉会式での挨拶やクラスの移動指示等の声を聴いても、緊張しきっている様子が伝わってきました。そんな中、会を最後まで進行できたことは立派でした。

さて、1年生の合唱ですが、よくぞここまで仕上がったと思います。以前の記事にも書きましたが、しばらくは歌を歌うということをしていなかったので、歌う筋肉ができておらず、すぐ疲れてしまうという状態でした。しかし、今日はどのクラスもしっかりと合唱を仕上げていてくれました。大きな進歩です。

歌は4クラスそれぞれの個性が光っていました。「強弱をつけようと頑張るクラス」「元気いっぱいのクラス」「音程をしっかりとっているクラス」「男女の掛け合いが良いクラス」、どれも1年生らしく初々しい仕上がりでした。

閉会式の講評では、「素敵な歌を聴けて心が一杯です。クラスで一つの曲を仕上げられたことを自信にして、今後の学校生活を頑張り、ますます良い合唱を作り、そして良い学年にしていってください。」とのエールをもらえました。合唱に関して言えば、ほぼゼロからここまで作り上げた(頑張れた)学年です。先輩達からの良き伝統を受け継ぐ素養を秘めた1年生の今後の成長が非常に楽しみです。(文責 飯田)

メリハリをつけて練習してきた成果ですね。

    

2年1組「Tomorrow」       2年2組「COSMOS」

 

    

2年3組「心の中にきらめいて」   2年4組「あなたへ」

 

連日の合唱交歓会。本日は2年生です。2年生は音楽の授業時数が少ない中、朝・帰りの会等の少ない時間を使って一生懸命に練習してきました。昨年度、合唱コンクールがなかったため、目標イメージを描き辛いというハンディもあります。

練習開始直後の音楽の授業で歌を聴いた時には、果たして歌えるようになるのかと大変心配しました。その時と比べると今日の歌は雲泥の差です。どのクラスも成長の度合いで言えば、3年生に引けをとらないものがあります。きっと2年生自身も自分たちの成長を実感していることと思います。

この2年生の飛躍的成長を見るにつけ、思い出されるが、林間学校のまとめ集会です。その時の集会で生徒達から出されていた今後の学校生活の目標に、「メリハリをつけた学校生活を送る」、「自分自身が意識して生活する」等がありました。おそらく、その反省を心にとめ、ひとり一人がメリハリをつけて歌声練習をしてきた成果なのではないかと思いました。

2年生は、順位をつけないこととしていたため、どのクラスも必要以上に緊張することなく、ゆったりした気持ちで歌えたのではないかと思います(すみません。筆者の勝手な推測です。もしかしたら「採点しなくて済む」というこちら側の気持ちの持ちようかもしれません)。どちらにしても、あのスタート時点からの成長の度合いはとても大きく、聴いていてほっとする良い歌声を披露してくれたと感じています。

まだまだ伸びる2年生、1年後の合唱祭の目標は、今日披露してくれた3年生代表クラスの歌声を超えることです。これからも頑張り屋の2年生を応援していきます。(文責 飯田)

心洗われる歌声でした。3年生全員に感謝!

 3年1組 「青葉の歌」

 3年2組 「ひこうき雲」

  3年3組 「With  You  Smile」

 ようやく実現できた合唱交歓会。昨年度は合唱の発表機会がありませんでした。音楽の授業で歌うことさえ満足にできず、ハンドクラップやハミングの実施にとどまりました。歌声を再開したのはつい先月です。合唱交歓会を保護者の皆様に聴きに来ていただく計画をしましたが、正直不安はありました。しかしどのクラスの生徒達も、本当によく練習してきました。朝、帰りの会の時間になると、階上から歌声がきこえてきます。日に日に良い歌声になっていくのがわかりました。歌い過ぎて喉をからしてしまうのではないかと心配するほどでした。

 今日の発表では、どのクラスも四中生らしく、それぞれの思いをしっかり込め、精一杯歌ったと思います。皆さん感動されたのではないでしょうか。審査も難航しました。どの曲もそれぞれ良いとことがあり、甲乙付けがたく悩みました。体育館から職員室に戻った際、「(合唱を聴いて)うるうるしちゃいました。」という職員もいました。3年生の歌声は聴いている人達を幸せな気持ちにしてくれました。私は心洗われる思いでした。本当に感動をありがとうございました。

 コロナ禍で、予期せぬ困難や心配事が出てきています。その一つが伝統を如何に継承していくかです。よく1年生は、3年の先輩達の歌声に触れて、そのすばらしさに感動し、「自分たちもいつかは先輩達のようになりたい。」と原動力にしていきます。多くの行事で同様のことが起こりますが、行事等が実施できないため、それが叶わなくなりつつあります。

 今日最優秀賞をとったクラスには、他学年の合唱交歓会で歌ってもらうことになっています。合唱の伝統を繋ぐ最後の頼みの綱です。「下級生へのバトンパス」よろしくお願いします。

 本日保護者有志の方々に受付等のお手伝いをしていただきました。ご多用の折、また師走の寒空の下、ありがとうございました。今後も子どもたちのご支援をよろしくお願いします。 (文責 飯田)

 

   

 

 

調理実習はいつ以来?「いももち」を作りました。

    

レシピです。                芋を練ります。             「すりきり」を教わっています。

    

焼きはじめ。油を伸ばします。        弱火で丁寧に焼いていました。       ホントに楽しそうでした。

 3年生の調理実習にお邪魔しました。献立は「いももち」です。茹でたジャガイモをつぶしてフライパンで焼くという、すこぶる単純な料理です。生徒達は、とても楽しそうで、1時間中笑顔が絶えない様子です。調理実習は1年生の時以来でしょうか?「楽しいです。」と言葉に出してくれる生徒もいますが、声に出さずとも表情を見ていればわかります。

 手際よく焼きに入る生徒がいる一方で、ガスの火を点けるのもおっかなびっくりで、いつまでも芋練りを終えない生徒、「料理ができる男子はもてますよね~」と言いながら頑張る男子、火が強すぎて焦げ始めたのを先生に手助けしてもらう生徒等々、色々です。

 久しぶりの調理実習が心配だったのか、栄養士さんもヘルプに入っていましたが、結局50分間生徒につきっきりで手伝っていました。職員室に戻ってきて、「疲れたけれど、私も楽しかった~!」と嬉しそうな顔をしていました。

「いももち」の作り方が将来役に立つかどうかはわかりませんが、物事を体験することは尊いことだと生徒達の様子を見ていて改めて思いました。私も、楽しそうな生徒達を見ていることが嬉しくて、つい50分間居てしまいました。

 12月中に、3年生他クラスでも「いももち」を、2年生は「ハンバーグ」を作る予定です。 

 (文責 飯田)

プログラミングの授業は「楽しいです!」

  

ロボットは指示した通りにしか動きません    何やら、難しそうな指示ですが、、、

    

曲がってゴールにたどり着いたロボット。    皆、必死でした。

先日、3年生の技術科の授業を参観しました。新学習指導要領で充実が図られることになった「プログラミング」の授業です。「プログラミング」と聞くと、コンピュータを得意としない人(わたし自身もそうですが)にとっては、専門的すぎるという印象をもつかもしれません。しかしながら、授業は生徒達にとって楽しく学べる教材によるものでした。

上記画像だけではお伝えすることは難しいですが、「動作」「速度」「時間」等をPCで指示(入力)し、PCと繋がれたロボットをスタート地点からゴール地点まで導くという学習です。ロボットを回転させる時間が長すぎると、あらぬ方向に進んでいったりと、なかなか思い通りに行かないようでした。時間等の微調整を繰り返しながらゴールにたどり着いた時には、充実感に満ちた表情を見せていました。声をかけてみると「これ、楽しいです。」との嬉しい言葉が返ってきました。

「Society5.0」と言われる人工知能を存分に活用し、共存していく時代が来ています。コンピュータを理解し、上手に活用する力を身につけることは、特別な人が特別に学ぶものではなく、誰もが学んでいかねばならない必須のものです。これからの時代を牽引していくことになる生徒達の頑張りを、これからも応援していきます。 (文責 飯田)

3年生の授業参観を実施しました。

   

3年昇降口で検温中です     後方から参観中

連日のコロナ新規感染者数が低いレベルで落ち着いており、昨日は1年5ヶ月ぶりに0人という喜ばしい数値でした。このような状況下、本日午前中、3年生のみ授業参観を実施しました。実に1年生の時以来の授業参観とのことです。1時間の参観者数が10名以下になるように計画していましたので、教室内に保護者が密集するということなく実施できました。

久しぶりに参観してもらった生徒達の心中はわかりませんが、親としては子どもの成長していく姿を見られることは大きな喜びだと思います。次の機会は、次週予定している合唱交歓会です。数日前からオミクロン株という変異株が確認され感染再拡大懸念のニュースが報道されています。来週の実施に影響を及ぼすことがないよう、祈るばかりです。

今回30名弱の保護者の皆様に来校いただきましたが、実施に当たっては、検温チェックにご協力いただきました。また、寒い昇降口で受付をお手伝いいただきました保護者代表の方々、大変助かりました。ありがとうございました。

 (文責 飯田)

苦手科目克服のチャンスが「チーてれ」に!

 

昨日「チーてれスタディーネット(以下「チーてれ」)」という学習動画配信のお知らせプリント(※)を全校生徒に配付しました。「チーてれ」というのは、昨年度コロナ禍で休校措置がとられていた最中、学習機会確保のために、千葉県教育委員会の先生方が中心になって作成してきた授業動画です。1年半の歳月をかけ、ようやく各教科、各単元の動画が完成したとのことです。

千葉県内全ての小中学校の児童生徒が学習できるようにするため、県内で使用されている全ての教科書に合わせて動画が作成されています。それぞれが10分~20分位で視聴できるようになっており、学習プリントも印刷して使用できます。

苦手科目がある人や、理解を深めたい教科がある人にとっては、何度も繰り返し見られることや、動画のスピードを変えながら自分のペースで視聴することができること、中学生でも小学校の学習動画を見ることができるため、誰に気兼ねすることなく、じっくりと学んでいける等の利点があり、大変魅力的です。

せっかくタブレットを持ち帰っているのであれば、「チーてれ」を利用して、苦手科目の克服や理解を深めることに使ってみてはいかがでしょうか。まだできあがったばかりの動画ですので、これを利用すれば学力が身につくという検証結果はありませんが、目先の得点にこだわることなく、主体的な学習習慣を身につけるために役立つことはまちがいありません。ぜひ1度、利用してみることをお勧めします。 (文責 飯田)

※ 配布プリントは、このHP→「おたより」→「伝言板」の中にもあります。

「2年生もすばらしい学年です。」林間学校まとめ集会より

        

発表を聞く生徒達              「メリハリをつけて・・・」         格技場前に整然と並べられた上履き 

今月初旬に実施した2年生の林間学校から、早いもので3週間が経ちました。今日2学年は、これまでに学級や各部会で行ってきた林間学校の振り返りのまとめとして、「林間学校まとめ集会」を実施しました。

各学級や部会での良かった点と反省点、そしてこれからの課題等が全体化されました。時間をきちんと守らねばならないこと、不要な私語に注意すること、挨拶やメリハリある学校生活の重要性等が出されていました。

この集会をすばらしいと思ったのは、林間学校という行事を「楽しむだけ」で終わらせるのではなく、今後の自分たちの生活に生かし、さらに成長していこうとする姿が見られたことです。

生徒達の締めくくりは実行委員長の話でした。林間学校のスローガン「move by yourself」になぞらえて、「自分たち自身が意識して行動しよう。」と主体的な行動を呼びかけていたところです。

3年生が委員会活動や部活動等の第一線から退いている日常ですが、この2年生ならば、立派な3年生が築いてくれた伝統の継承者として、次の四中を任せられると感じました。

(文責 飯田)

    

 

合唱交歓会実施までの道のり

   

   

帰りの会での練習風景です。

 来月上旬に行う「合唱交歓会」の日取りを、本日すくすくメールでお知らせしました。本校体育館で実施する学年毎の発表を、自分のお子さんのクラス発表だけを聴いていただけるように考えています。今まで行ってきた合唱コンクールとは異なる学年毎の取り組みのため、まだ計画を練っている段階です。詳細が、お知らせできるようになりましたら、ご連絡いたします。

 上記画像は、生徒達が帰りの会で一生懸命に練習する風景です。先日も「四中日記」に書きましたが、2年間合唱を行っていなかったブランクは想像以上に大きく、曲を仕上げるのにとても苦労しています。はたして交歓会を実施できるレベルに仕上がるのかどうかが心配です。担任達も生徒と一緒に歌う等、必死です。どうか、仕上がり具合よりも、一生懸命に歌う生徒達の姿を、温かな気持ちでご覧いただきたいと思います。よろしくお願いします。

 計画の中心になっている担当者も、保護者に参観していただくに当たり、「タイムスケジュール」「待機場所」「入れ替え等の案内人材の確保」「動線」「雨天時の傘の扱い」等々、様々なことに頭を悩ましています。今後の計画により、ご協力いただかなくてはならないことも生じてくるかと思いますが、ご理解の上、ご協力をお願いいたします。合唱交歓会当日まで20日程、生徒達の成長を見守っていきます。 (文責 飯田)

 

 

「学びに向かう力、人間性等」(体育の授業より)

    

温かな雰囲気で行われる授業        自分のフォームをタブレットで撮影    振り返りは皆でタブレットに入力

 皆さんは体育の授業をどのようにイメージしますか。1番に思い浮かぶのは各種目の技能向上でしょうか。当然それらはあって然るべきですが、先日、研究授業で行われた3年生の体育にはプラスαがありました。互いに励まし合いパフォーマンスを上げることや、タブレットを使って自分のフォームを確認すること、今日の振り返りを仲間とシェアすること等も行われていました。

 競技種目は陸上競技でしたが、投げるフォームをタブレットで撮影して確認することで、飛距離を伸ばそうとする姿が見られました。授業中には、「できる。できる。」「おしい!」という生徒同士の声かけと共に、「皆の声かけがすばらしい!」という教科担任の声も響いていました。以前の体育とは様変わりしたなと感じています。

 体育ですので、運動量の確保や技能向上は欠かすことができませんが、気持ちの面に対する指導も重要視されるようになっています。これは、新学習指導要領にある「学びに向かう力・人間性等(※)」を育てることの一環でもあります。3年生女子の体育でしたが、とても温かな雰囲気で行われており、このような状況であれば、体育が得意な生徒はもとより、体を動かすことが不得手な生徒達にとっても、取り組みやすい場になると感じました。

※〔学びに向かう力、人間性等〕とは?

令和3年度から全面実施となった「新学習指導要領」にある、生徒に身に付けさせる資質・能力の3つの柱の一つ。具体的には、主体性、自己の感情を統制する力、人間関係を形成する態度、チームワーク、思いやり等々、文部科学省のHPには幅広く記されています。

「学びに向かう力、人間性等」以外の2つは「知識・技能の習得」と「思考力・判断力・表現力の育成」です。

(文責 飯田)