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2026年5月の記事一覧

5月29日(金)台風接近と3学年数学「有理数と無理数」

〇今週で5月が終わろうとしています。天気予報では現在、台風6号が接近していると伝えています。影響は来週になりそうです。私も「台風は夏から秋に多い」のイメージが強いですが、実は春先でも台風自体は南の海で発生しているようです。さらに調べると、5月は台風の発生数自体は少ないものの、発生した台風が日本に近づく割合(接近率)が約70%に達し、月別で最も高くなっています。そのため、ひとたび台風が発生すると日本へ向かってきやすくなります。

〇原因としては、高気圧の位置と偏西風の影響のようです。台風は自力で進む力が弱く、周囲の風に流されて動きます。春(5月)は、日本の南にある太平洋高気圧の勢力がまだ弱く、日本の南海上にとどまっています。その為、台風は高気圧の縁を回るようにして、日本付近へ向かうルートを通りやすくなります。さらに、日本上空を流れる強い偏西風に乗ることで、速度を上げて一気に近づいてきます。

〇今日体育祭を実施する市内の中学校は3校あります。今日は真夏日の予報ですので、その学校はどれも熱中症対策を万全にして行うことでしょう。本校は火曜日に終えましたので、その点は安心ですが、生徒たちには今日までの疲れを回復し、6月と7月を乗り切ってほしいと考えています。

〇3年生の数学は、「平方根」という新しい数を学び始めています。中1で「負の数」という新しい数を学んで以来、2年ぶりに新しい数で数学の世界を広げています。数学は新しい数や概念を導入することで、その独自の世界を展開していきます。この先高等学校になると、今度は「虚数」という新しい数が出てきて、その先も同じような過程を経ながら、今の現代数学に繋がっています。

〇今回の授業では、新しく学ぶ「平方根」と小学校からここまで学んできた数の関係について学んでいました。後者を「有理数」と呼ばれるのに対し、ルートの付く数(平方根)は、「無理数」と呼ばれます。その仕分けの際に、「無限小数」「循環小数」「非循環小数」という新しい数の呼び方が入ってくるので、私もかつて数学を教えていた頃は、生徒に理解させるためにいろいろと苦労したものです。

〇授業の導入でまず、「その数が分数にできるか、否か」を扱います。なぜなら、有理数は「分数の形で表せる数」、無理数は「分数で表せない数」と定義されているからです。そしてこの数学的な定義を教えた後、「分数と小数の互換性」に触れ、その中で「分数を小数に変換する」ことと、逆に「有限小数や循環小数を分数に変換する」ことを、並行して確認していました。ただ前者は小学校で既習していますので、今時では主に後者の計算を理解させていました。ただなかなか一度では深い理解までいかないので、復習が必要です。

須藤昌英

5月28日(木)ドクダミの花と1学年国語「説明的文章」

〇学校の敷地に今、ドクダミが群生している場所が数か所あります。近くを通るときに独特な匂いがします。ドクダミは、日陰や湿った場所を好み、地下茎を伸ばして群生する生命力の強い多年草です。葉や茎を傷つけると強い匂いを放つことと、初夏に咲く白い花のような「苞(ほう)」が大きな特徴です。

〇先日5歳の孫娘と自宅近辺を散歩していると、「この花は可愛いのに、においが臭いけどどうして?」と質問されました。いつも子どもの質問は突然なので、その時もすぐに答えられず、「そうだよね、不思議だね」とお茶を濁しました。ただそれがきっかけで私もいろいろと調べたり考え直したりできるので、有難いと思います。

〇調べると、和名のドクダミは「毒矯め(どくため)」の意味があり,その薬効に由来するようです。薬用には開花期の地上部を用い、生薬名をジュウヤク(十薬)といい、利尿薬や消炎薬として利用します。十薬という生薬名の由来は,馬がかかる十種の病に効果があるという江戸時代の言い伝えによるようです。

〇日本では独特の臭いがあるためにあまり好まれませんが、ベトナムではハーブだけでなく、野菜としても利用され、春巻きなどの具に加えられているそうです。日本人の感覚からすると、驚きです。アジア各国で広く利用されているコリアンダー(コエンドロ)も特有の香りを持ち、日本の食文化では初めは戸惑いがあったようですが、次第に馴染んできたようです。

〇私はあまり好きではありませんが、パセリが日本に伝わったのは江戸時代(18世紀頃)で、当初から今のように庶民に受け入れられていなかったことや、近年ではパクチーなども徐々に広まっていることなどから考えると、日本でもドクダミがハーブや野菜に仲間入りする日がくるかも?知れません。

〇ともかく毎年ドクダミの臭いをかぐと、夏の到来を感じます。週末は真夏日の予報があります。体育祭の疲労をしっかりと癒したいものです。

〇昨日の5校時、1年生の国語を参観しました。2,3年生も体育祭の疲れが見えましたが、給食後の授業にもかかわらず、1年生は比較的元気な様子でした。中学校1年生の国語における説明文(説明的文章)の読み取り指導では、小学校での既習事項を土台にしつつ、「論理的な構成の把握」と「事実と意見の区別」を自立して行えるようにすることが最重要の要点です。

〇説明的な文章を読み進める際は、その「骨組み」をとらえることが重要になってきます。授業のように3部構成を意識させたり、文章全体の「問い」と「答え」の関係を視覚的・論理的に整理させたりします。具体的には、序論(はじめ)で提示されている「問い」や「話題(テーマ)」を的確に見つけ出させ、本論(なか)で問いに対する「事例」や「実験・データ」がどう展開されているかをつかませる、結論(おわり)で問いに対する「答え(筆者の主張・要旨)」をまとめさせます。

〇全体を通して、段落相互の関係の整理各段落の役割(意味段落のまとまり)を考えさせ、形式段落がどうつながっているかを意識させるようにします。そのつながりを可視化するために、構造図(ロジックツリーや関係図)をノートに書かせる指導も行っています。

〇特に大人になっても必要な読み方として、なんとなく読むのではなく、言葉の機能を手がかりに客観的に読解する力を養います。例えば接続語のチェック順接・逆接だけでなく、「つまり(換言)」「たとえば(例示)」「したがって(因果)」などの接続語に印をつけさせ、文と文の論理的関係を追わせたりします。また指示語の具体化「これ」「それ」などの指示語が、直前の何を指しているのかを常に言葉で指し示せるように意識させています。

〇中1の段階で特に重要となる、「客観的データ」と「筆者の主観的な考え」を見分けるクリティカルな視点を育てます。文末表現への注目「〜である」「〜というデータがある」などの事実(客観)の表現と、「〜ではないだろうか」「〜と考える」などの意見・主張(主観)の表現を明確に区別させ、具体と抽象の往還筆者の主張(抽象)を支えるために、どのような例・比喩・比較(具体)が使われているかを照らし合わせて読ませるようにしています。

〇そして一番大切なのは、ただ内容を理解する(受動的読解)だけでなく、読んだ内容を自分の知識や生活と結びつけることです。筆者の考えに対する評価や筆者の主張に対して、「自分は納得できるか、否か」「なぜそう思うか」を根拠(自分の経験や知識)とともに語らせます。さらにグループワークで「友達はどう読み取ったか」を比較させ、多様なものの見方に気づかせます。まとめとして読み取った要旨をベースに、自分の意見を短い作文や紹介シートにまとめる表現活動と連動させることもあります。

〇国語はすべての教科の知識を理解するための土台(ツール)です。そして教科書は「説明的文章」の典型です。生徒に教科書の内容を正確に把握できるような力を身に付けさせてあげたいです。

須藤昌英

5月27日(水)第80回体育祭を振り返って

〇今朝は曇り空でまだ少し涼しい風が感じられましたが、生徒たちの表情をみると、まだ少し疲れが残っているようです。今日も6時間目まで授業がありますので、自分の体調をメタ認知し、もし具合の悪い場合には無理をせずに休ませるように、朝の職員内打ち合わせで申し合わせしました。

〇結果は青組が総合優勝でした。表彰式で落ち込んでいる赤や白組の生徒たちには、「君たちが真剣に取り組んだからこそ青組も本気になって取り組んだので、残念な気持ちはわかりますが、また頑張りましょう」と声をかけました。先週からの学校公開及び体育祭にご来校していただき、ありがとうございました。

須藤昌英

【開会式】

【全校体操】

【長縄「8の字跳び」】

【レク走】

 

【徒競走】

【1学年種目『フラッグシップリレー』】

【2学年種目『バナナに乗る!?そんなバナナ!』】

【女子色別対抗綱引き】

【男子色別対抗綱引き】

 【3学年学級対抗リレー】

【1学年学級対抗リレー】

【2学年色別対抗リレー】

【3学年種目『大縄跳び』】

【色別対抗 『大玉おくり』】

【色別対抗リレー】

 【閉会式】

【写真撮影】

 

 

 

5月26日(火)前日準備と第80回体育祭

〇昨日の前日準備は、係生徒を中心に放課後に行いました。また本朝、係生徒が会場設営・準備を完成させます。本日の体育祭のプログラムについては、ホームページのトップで確認してください。午前8時30分開会式、午前11時55分時閉会式の予定です。少し蒸し暑くなるの予報ですので、保護者の皆さまは暑さ対策をしてご来校ください。

 〇午前中の体育祭は、青空で日差しもありましたが、適度に風も吹き、耐え難い暑さではありませんでした。そのおかげで競技で大きな怪我をしたり熱中症などで体調を崩したりする生徒もなく、無事に終わりホッとしています。

〇生徒たちは朝から張り切って取り組み、自分の出場する競技だけでなく、仲間や先輩・後輩の応援をするなど、全校行事として楽しんでいました。特に1年生は初めての体育祭の雰囲気を実感したことでしょう。

【開会式:校長の話】

・生徒の皆さんおはようございます。金曜日から延期しましたが、お待たせしました。いよいよ令和8年の80周年記念体育祭本番です。私はここまでの皆さんの練習や準備の様子をみてきて、今何の心配もしていません。ただ1点、昨日と真夏のような暑さで今日も同じのようです。暑さから疲労がたまると、ケガをしやすくなったり、特に怖いのが脱水症状から頭痛、吐き気、めまいにもなりやすくなったりします。中学生ですので、水分補給を細目にしたり帽子をかぶったりと、まずケガと熱中症だけには自分で自分のケアを行ってください。それでも具合が悪い場合には、我慢せずに早めに申し出てください。

・昨年と同様、目標と目的の話をします。ちょっと聞いてみます。実行委員長志村さん、あなたの体育祭での目標は何ですか?・・・・

そうですね。今回のスローガンである「勝輝~最高の一瞬を~」ですが、私はメインの「勝輝」よりもサブの「最高の一瞬を」を大切にしてほしいと思います。全力を出し切ったからこその「最高の一瞬」であり、もしそこで勝てば猶更うれしいとなります。全員が「最高の一瞬」を味わうことが最上位の目標でしょう。

・総合優勝をとるために全力で参加することも良いですが、もし総合優勝できても、そのうれしい気持ちはせいぜい次の日くらいまでです。そんなに長続きするものではありません。むしろ全力で取り組んだことは記憶よりももっと君たちの深い部分で残り、明日からの生活にいかせると思います

・一方でこの体育祭の目的を2つ紹介します。1つ目はまずこれまでの体育の授業の延長(発表)として、体力強化と各競技のスキルアップがあります。2つ目が人間関係づくりです。1,2年生はクラス替えしているので、いつもとは異なる友達の新しい面を発見できるでしょう。また3年生はクラスは変わりありませんは、お互いに最上級生となった友達の新たな再発見をしてみましょう。きっとそれが来週からの生活にいかされると思います。

・来場の保護者及び地域の皆様、本日は誠にありがとうございます。まずPTAサポーターの皆さんのご支援で、グランドと体育館にある「創立80周年記念横断幕」を寄贈していただいたことに加え、本日はドローン1機とハンディ2台で体育祭の様子を撮影者に映像作成を依頼しておりますことに感謝申し上げます。予定では映像編集後、体育館で鑑賞会をするつもりでしたが、来月に変更します。いつやるかが決定しましたらお知らせいたします。

・生徒には応急的に応援席に遮光ネットを屋根として設置しましたが、グラウンドには日影がありません。体育館を空調を入れたままで解放しますので、体調に留意して本日はお時間の許す限り、躍動する生徒たちの姿をどうぞご覧ください。

・それでは生徒の皆さん、準備はいいですか?自信はありますか?それでは「土中スピリット」を保護者や地域の皆様にお見せしてください。皆さんの躍動する姿がすべての大人を感動させます。頑張っていきましょう!

 【閉会式:校長の話】

・先ほどの実行委員長志村さんの話が素晴らしかったので、スローガンや目標&目的などの振り返りは話しません。その代わり今日の皆さんをみて思ったことを短く話します。自分の競技に真剣に取り組む姿に感動しましたが、それ以上に仲間を応援する姿が強く印象に残りました。最近は大人でも「推し活動」として、自分の好きなスポーツチームやアーティスト等を応援していますが、これは応援する相手もうれしいですが、応援している側も応援することによって、「元気をもらっている」から、楽しいのだと思います。

・次にこれは少し真面目な話になりますが、皆さんはこれから「人工知能AI」と向き合って生きていかねばなりません。AIになくて皆さんにあるのは、身体と感情です。今日の体育祭のように、自分の身体を使って「勝ちや負け」「成功や失敗」を自ら経験し、そのことから「うれしい」や「悔しい」などの感情を味わうことが大切だと思います。AIと対立する必要はありませんが、人間としてAIには出来ないことをしっかりと認識しておくことは、AIと共存していく土台になると思います。

・1点だけ心配があります。明日は6時間授業で、今週はまだあと3日あります。来月にはテストが待っていますので、できるだけ今日のうちに疲れをいやし、明日はまた元気に登校してきてください。お疲れさまでした。

須藤昌英

5月25日(月)体育祭ドローン撮影&撮影会と2学年数学「連立方程式」

〇明日の体育祭では、PTAサポーター様のご支援をいただき、ドローン1台とハンディカメラ2台で、撮影を行います。ただし予定では同日の午後に、体育館に全校生徒が集まり、午前中に撮影した映像を鑑賞するつもりでしたが、明日は保護者面談の予定がすでに入っており、その時間がありません。鑑賞会は来月に行う方向で、現在調整中です。ご了承ください。

〇2学年は連立方程式の解き方の習熟段階に入っています。一般的に方程式は、未知数Xがいくつの値の場合にその等式を成り立たせるのかを求めるための式ですが、未知数が2つ以上(xやyやz)になった際には、複数の方程式が条件として無いと、その未知数の値が求められないというのが、まず重要なポイントです。また解く際には、複数ある未知数の一部を消去していき、ある未知数の1次方程式に帰着させていくのが二番目に重要なポイントです。

〇そもそも中学生が連立方程式を学ぶ最大の意義は、先ほども触れましたが、「複数の条件が絡み合う現実の課題を、数式を使って整理し、論理的に解決する力を養う」ことにあります。買い物の代金と個数、移動の速さと時間など、身の回りにある現実の問題を解決するため、例えば「合計の数」と「合計の金額」のように、同時に成り立つ2つの条件を上手く組み合わせて考えます。

〇指導の初期の立式の段階では、一見複雑に見える状況を、文字xとyを使ってシンプルな式に置き換える能力(モデル化)を身に付けさせます。このことにより、数学的な思考力(論理的思考)を鍛えることができます。そして今回のような解法の場面では、「加減法」や「代入法」を使って、2つある文字を1つに減らすプロセスが、論理的な問題解決の訓練になります。

〇そしてこのような数式の操作が、あとで学ぶ1次関数の2つの直線グラフの交点座標を求める際や他教科、例えば理科の物理や化学を理解するための必須スキルとなります。さらにいえば将来、ビジネスなどの分野でも、人手や予算に限りがある中で、最も利益の出る商品の生産配分を計算したり、基本料金と従量料金を組み合わせ、競合相手より自社が有利価格を設定したりする際に応用できます。生徒たちは学び合いで、お互いに理解をより深めていました。

須藤昌英

5月22日(金)予行練習の疲労と3学年社会「現代社会の特色」

〇昨日は朝から雨が降り、気温も上がりませんでした。それもあってか一昨日に行った体育祭の予行練習の疲労がたまってか、欠席した生徒が多くなりました。今日も雨がしばらく降り、気温も極端に低めですので、引き続き注意が必要です。

〇気温が低いと疲労が出やすいのは、体温を一定に保とうとして「自律神経」が過剰に働き、エネルギーを大量に消費してしまうためのようです。体育祭本番の火曜日まで、体調を整えましょう。

〇3学年の社会は、「地理分野と歴史分野」を終え、「公民分野」に入っています。中学校の公民ではまず、現代社会の課題(グローバル化、高度情報化、少子高齢化、環境問題、格差社会など)を生徒に「自分ごと」として捉えさせるため、課題と生徒の日常を結びつける工夫を行っています。

〇生徒が毎日目にする光景や身近な疑問からくる問いから始めることで、日常との接続を意識させます。例えば「なぜコンビニの24時間営業が必要か?(労働問題)」や「なぜスーパーで弁当が大量に廃棄されるのか?(フードロス)」を考えさせたりします。その他として居住地域の「空き家問題」や「バスの減便(公共交通の維持)」を扱うことも考えられます。

〇またロールプレイングのように役割を演じる立場を変えて考えることで、課題の複雑さや当事者の葛藤をリアルに体感させることも有効です。例えば模擬議会・模擬裁判などの場面を設定し、生徒たちに「市長」「高齢者」「子育て世代の市民」「商店の店主」などの役割を与え、そこで「限られた予算を公園の整備と高齢者福祉のどちらに回すか」などを議論させることが考えられます。そしてそれらには、正解が一つではないことを実感させます。

〇一般社会の現象に関する各種データも身近な問題を提起します。例えば国レベルのグラフや統計データを、クラスや学校の規模に置き換えて縮小して可視化します。一例として、クラスを日本社会に見立てる「日本の高齢化率が約30%」と教える代わりに、クラスの3割の席に印をつけ「この人数が65歳以上、残りの人数で全員を支えるとしたら?」と投げかけたりします。

〇最後は能動的なアウトプットの機会が生徒にとって不可欠です。すでに学んだ事を生かすことで、解決策を社会に発信する(PBL:課題解決型学習)や、さらに例えば何らかのプロジェクト(環境問題としてゴミ拾い、高齢化問題として福祉事業所への訪問など)を起ち上げ、地域の中で小さくても自分たちが考案した行動を実行することで当事者意識が定着します。

〇昨日の3年生の授業でも、班で5つの現代社会の問題に対し議論し、「私は~思うけど、あなたは?」「いや私は絶対に〇〇ではないと思う、理由は~」などと意見交流していました。大人に近づいている3年生が真剣に考えている姿をみて、「さすがだな!」と頼もしく思いました。

須藤昌英

 

5月21日(木)体育祭予行練習と3学年英語「現在完了形」

〇昨日は晴天の中、体育祭の予行練習を行いました。予行練習を行う目的は、プログラムの流れや各競技のルール確認、また係になっている生徒たちが実際の動きを確認することです。体育祭実行委員・及び生徒会役員以外の主な係は、・放送・救護・招集・用具・記録・得点・出発合図・決勝審判などがあります。またプログラムの流れ方や各競技のルールの再確認など、本番に向けて最終確認を行いました。

〇すべての行事は見えないところで多くの係分担をする生徒たちがいることで成立します。よく「裏方がいるから表舞台でスターが活躍できる」といいますが、体育祭もまさにその通りだと思います。表向きには競技などに取り組む生徒たちの姿ばかり目立ちますが、その裏で表舞台を支えている生徒たちも大勢いることも知っていただき、当日はそれにも注目してください。

〇予行を終えた後、職員会議の中で当日に向けた改善点を洗い出し、修正や再度の確認を加えました。我々教職員は、表や裏で活躍する生徒たちのサポートに徹していきます。またシグフィ―でもお知らせしましたが、明日と明後日の天気予報から、来週の火曜日に体育祭を延期することを判断しました。生徒たちは残念に思っていると思いますが、一番良い環境で本番を迎えさせてあげたいので、苦渋の決断でした。ご了承ください。

〇「延期はなぜ、月曜日ではなく火曜日なの?」と疑問をもっている方もいらっしゃると思います。実は数年前、本校のグラウンドの下に、雨水を貯蔵する巨大なタンクを埋め込む工事を行っています。そこで降った雨は全てそのタンクに入りますので、溢れることはありません。しかしグラウンド自体が、乾きにくい土質であり、体育科の教員からはあらかじめ「延期するならば、週末明けもしっかりとグラウンドを乾燥させ、より良い状況で生徒たちに体育祭へ参加させたい」との進言があり、それを私が了承したという経緯があります。

〇3学年の英語の授業の時間は、一言で言うと「英語のシャワー」を浴び続けたという感じです。50分間、大量の英語を目、耳などからインプットし、口や手からアウトプットし続けると、何か自分でも一皮むけた?感覚になります。

〇また私の場合ですが、基本的に日常の日本語で考える際と、授業のように英語で思考する場合には、明らかに使っている脳の部分が違っていると感じています。特に英語は日本語と違って、主語と動詞を明確にしないと文や会話が成り立ちません。日本語はわざと主語を省いたり、前振りばかりで「どうした」の動詞が一番最後になったりと少し効率が低い面があります。ただその反面、日本語はひらがな、カタカナ、漢字を自由自在に使いこなし、情緒面を強調した表現が英語にはない特徴といえるので、その二つを上手に使い分けすることが重要だと思います。

〇私ももっと中学・高校時代に、「英語のシャワー」を浴び続けていたら、「今頃はもっとコミュニケーション力やリスニング力が飛躍的に伸びていたかも・・・?」と少し後悔する気持ちがあります。

須藤昌英

5月20日(水)教職たまごプロジェクトと1学年美術「形と色」

〇今日までは天気が良く、蒸し暑いですが、明日から明後日は雨の予報が出ています。梅雨のはしりの状態で、大きな梅雨前線が列島を縦断するようです。このことを受け、本日行う体育祭予行練習後に、金曜日の体育祭を実施するか否かを判断します。もし延期の場合には、26日の火曜日になることをご了承ください。

〇今週から千葉県たまごプロジェクト(教員インターンシップ)で、大学4年生が1年間の研修に入りました。授業だけでなく、学校教育活動全般にかかわり、教員としての心構えをつくっていきます。我々の後輩になりますので、しっかりと学んでもらいたいです。

 

〇中学校の美術科の目標は、「表現及び鑑賞の幅広い活動を通して、造形的な見方・考え方を働かせ、生活や社会の中の美術や美術文化と豊かに関わる資質・能力を次のとおり育成することを目指す」と学習指導要領に明記されています。またもう少し詳しくなると、次の3つがポイントです。

①対象や事象を捉える造形的な視点について理解するとともに、表現方法を創意工夫し、創造的に表すことができるようにする。

②造形的なよさや美しさ、表現の意図と工夫、美術の働きなどについて考え、主題を生み出し豊かに発想し構想を練ったり、美術や美術文化に対する見方や感じ方を深めたりすることができるようにする。

③創造活動の喜びを味わい、美術を愛好する心情を育み、感性を豊かにし、心豊かな生活を創造していく態度を養い、豊かな情操を培う。

〇美術科を内容面からみると、「A表現」、「B鑑賞」及び〔共通事項〕から構成されています。「A表現」は、主体的に描いたりつくったりする表現の幅広い活動を通して、発想や構想に関する資質・能力と技能に関する資質・能力を育成する領域です。美術科における表現活動は、その活動の目的や特性から、絵や彫刻などのように、感じ取ったことや考えたことなどを基に自由に工夫して表現する活動と、デザインや工芸などのように伝えることや、使うことなどの目的や機能などを考え、表現方法を工夫して表現する活動に分けられます。

〇そしてこれらの活動では、表したい主題を生み出し表現の構想を練るなどの発想や構想に関する資質・能力と、発想や構想を基に材料や用具などを工夫して表す技能が組み合わさって働くことが重要であり、学習としてこれらの資質・能力を明確にし,調和を図って育成することが求められています。

〇1年生の感性は自由で豊かで、大人が思いつかない発想に驚かされます。クラスメイトと楽しそうに、自分の持つ作品のイメージを話し合っていました。

 須藤昌英

5月19日(火)学校公開と3学年音楽「歌詞を理解しての歌唱」

〇昨日から1学期の学校公開週間が始まりました。午前中の1~4校時の授業を自由に参観してください。ただし20日水曜日は体育祭予行練習、22日金曜日は体育祭となりますので、ご了承ください。またQRコードから参観した感想を寄せてもらえると、今後の指導に役立てるので助かります。

〇3学年の音楽の授業に参加しました。指導者は生徒たちに、「合唱で響きのある良い声を出すためには、頭が天井から引っ張られるような正しい立ち方をベースにし、背中や脇腹も使った深い腹式呼吸を行い、喉を大きく開くことが重要です」と繰り返し伝えています。

〇音楽科の教科の目標は、「表現及び鑑賞の幅広い活動を通して学習が行われることを前提とし、音楽的な見方・考え方を働かせた学習活動によって、生活や社会の中の音や音楽、音楽文化と豊かに関わる資質・能力を育成することを目指すことである」です。

〇また音楽を愛好する心情とは、生活に音楽を生かし、生涯にわたって音楽を愛好しようとする思いです。この思いは音楽のよさや美しさなどを感じ取ることによって形成されます。そのためには、音楽が醸し出すよさや美しさなどが人々の感情に何をもたらすのか、ということに着目する必要があります。音楽活動によって生まれる楽しさや喜びを実感したり、曲想と音楽の構造との関わりや、背景となる風土,文化や歴史などを理解したりすることを通して、音楽についての認識を深めていくことが音楽を愛好する心情を育てていきます。

〇歌唱の学習では、歌唱表現を創意工夫する過程で、様々な表現を試しながら、新たな知識や技能を習得することと、既に習得している知識や技能を活用することの両方が大切になるため、知識や技能を得たり生かしたりしながらとしています。このように、新たな知識や技能の習得は,創意工夫の過程で行われるものであることから、創意工夫に必要な知識や技能を習得してから創意工夫をするといったような一方向のみの授業にはならないよう留意する必要があります。

〇さらに歌唱表現を創意工夫するとは、曲に対する自分のイメージを膨らませたり他者のイメージに共感したりして、音楽を形づくっている要素の働かせ方などを試行錯誤しながら、表したい歌唱表現について考え、どのように歌唱表現するかについて思いや意図をもつことです。また、思いや意図は,創意工夫の過程において、歌唱表現に関わる知識や技能を得たり生かしたりしながらさらに深まったり新たな思いや意図となったりします。

〇生徒たちがそれぞれ工夫しながら、自分たちの合唱を表現しようとする姿をみて、今から10月30日の合唱フェスティバルが楽しみになりました。

須藤昌英

5月18日(月)カラスの子育てと3学年理科「自由落下運動」

〇先週、数人の生徒から「通用門前に今、カラスが群れていて、攻撃されました」と訴えがありました。実際に行ってみると、何羽かが近くの電柱や木を行き来しており、人間の姿を見ると一斉に飛び立ちます。カラスも人間を恐れていますので、お互い様です。ただ今後も生徒たちに被害があってはいけないので、対策中です。

〇調べてみるとカラスの繁殖期は3月~7月で、春には公園の高木、街路樹、電柱などに巣を作りはじめ、特に5~6月は、カラスのヒナ鳥の巣立ちの時期に当たり、親鳥はヒナを守るため、特に神経質になるそうです。

〇人が巣やヒナに近づくと親鳥は、大きな声で「カッカッ」と鳴き、頭上を鳴きながら飛ぶ、枝などをつつくなどして威嚇します。それでも気づかずに人が近づくと、頭の近くをかすめて飛んだり、時には頭を蹴るなどして攻撃したりすることがあります。

〇実際に私の娘が高校生の時に自転車通学をしている最中に、カラスに頭をつつかれた(幸い怪我まではいきませんでした)ことを本人から聞きました。ただその後娘はカラスを見ると、今でもその時のことを思い出すようで、一種のトラウマになっています。

〇とにかくカラスの行動をよく観察して、適切な距離を保つことだと思います。巣立ったばかりの幼鳥が、上手く飛べず一時的に地面に下りてしまうこともありますので、親ガラスを刺激しないように、近づかないようにしましょう。

〇3学年の理科では、「運動とエネルギー」の章を学んでいます。ここでは、物体の運動に関する現象について、日常生活や社会と関連付けながら、見通しをもって観察・実験を行い、その結果を分析して解釈し、物体に働く力と物体の運動の様子、物体に力が働くときの運動と働かないときの運動についての規則性を見いださせて理解させることが主なねらいです。

〇「運動の規則性」について、物体の運動についての観察・実験を行い、運動には速さと向きがあることを知ることや物体に力が働く運動及び力が働かない運動についての観察・実験を行い、力が働く運動では運動の向きや時間の経過に伴って物体の速さが変わること及び力が働かない運動では物体は等速直線運動することを理解させます。その際、物体に力が働くとき反対向きにも力が働くことも触れます。

〇また「落下運動」については、斜面に沿った運動を中心に扱い、特に斜面の角度が90度になったときに自由落下になることにも触れます。落下運動については、斜面に沿った台車の運動を中心に調べ、斜面上の台車の運動と斜面上を動く台車に働く力の大きさについて、実験を計画して行い、その結果を分析して解釈する活動を行います。

〇その際、一定の力を加え続けた場合の水平面上の物体の運動と比較するなど探究の過程を振り返らせることも考えられます。理科の内容は身の回りの日常生活の中のこととも大きく関連していますが、物体が斜面を転がる現象と、その角度が90度の場合は自由落下となるなどの知識のつながりが面白いと感じた授業でした。

須藤昌英