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4月10日(金)全学年がそろいました
〇昨日は午後2時から体育館において、第80回入学式を挙行し、85名の新入生を迎えました。入場から退場まで、緊張した表情をしていましたが、その後の学級活動と記念撮影では、少しずつ笑顔が見え始めました。
【校長式辞の一部】
世の中はあらゆる分野で飛躍的に進歩しており、それに対応するには、「何を知っているか」だけではなく、「何ができるのか」が問われてきます。つまり、単に知っているだけでなく、その知識はどんな背景をもち、どこで使われるのかまでをイメージできてこそ、はじめて「生きて働く知識」となります。一例を挙げます。
中学生が好きな給食のメニューに「カレーライス」があります。しかし、私が幼い頃、我が家では「ライスカレー」と呼んでいました。ただいつしかそれが「カレーライス」に変わり、今の我が家では「カレーライス」と呼んでいます。
少し調べると、明治時代に西洋料理として日本に伝わった当初から昭和の中期ごろまでは、確かに「ライスカレー」という呼び方が主流だったようです。そこで私の父は大正時代の生まれでしたので、古い呼び方だったのだろうと思います。
ところで、この「カレーライス」と「ライスカレー」は、現在ではほぼ同じ意味で使われています。ただその各名称の響きから受けるイメージには、違いがあります。言葉の順序が「カレー」が主役か、「ライス」が主役かの比重の違いを無意識に反映しているとも言えます。
さて皆さんは、この「違い」をどう考えますか?「そんな違いはどうでもいい!」では、ものごとを深く考えたり探究したりするせっかくのチャンスを逃してしまいます。2分間で近くの人と話してみましょう。正解はありません。自分の考えをつぶやくだけで結構です。
【2分間インタラクション(ディスカッション)】
今見ていましたら、新入生は手ぶり身振りで話したりじっくりと一人で考えたりした人が多く素晴らしいですね。私は人工知能AIに、次のような質問をしてみました。「カレーライスとライスカレーではその名称の違いから何をイメージするか?」。すると次のような回答がありました。
【AIの回答】
現在では明確な定義の差はなくなりつつありますが、「提供スタイル」「価格帯・雰囲気」「世代感」の3つの観点で違いがあります。
1.提供スタイルの違い
カレーライス➡カレーとライスが別々(ソースボートなど)で提供される、あるいは洗練された盛り付けのイメージ。
ライスカレー➡ご飯の上に最初からカレーがドバッとかかっている、実用重視のスタイルのイメージ。
2.価格帯・雰囲気のイメージ
カレーライス➡レストランやホテルで食べるような、少しハイカラで高級な料理という印象。
ライスカレー➡食堂や家庭で親しまれる、安価で庶民的・大衆的な食べ物という印象。
3.世代・時代のイメージ
カレーライス➡現代的で一般的な呼び方。1960年代の高度経済成長期以降、レトルトカレーの普及とともに主流になる。
ライスカレー➡ノスタルジックで昭和レトロな響き。明治から昭和中期にかけて一般的だった呼び方で、年配の方に馴染みが深い。
いかかでしょうか?皆さんはこの説明を聞いて、どう思いましたか?私はやはり幼いころから「ライスカレー」だったので、どうしてもこちらの方がしっくりします。
この問いもいきなりAIに質問して回答を得ても、「そんなものか・・」で終わる可能性が高いですが、事前に自分や友達の考えを持った上で聞くと、「なるほど!」となります。つまり大切なことは、いろいろなことに疑問をもつこと、そして調べる前に自分の考えを持つことです。中学校の学習では、国語や英語の文法や数学の公式などを覚えていることより、どうしてその文法や公式が必要なのか、どんな時に使われるのかを、自分の言葉で説明できることの方が重要です。そういう力こそ、皆さんに身に付けてほしいと考えています。
(途中略)
最近でも、世界各地で紛争や戦争が続いており、多くの方々が亡くなったり、大切な家族や友人を失ったりしている人々もいます。またアメリカ大統領がイランへの武力行使をほのめかしていることにより、その影響が世界中に拡大しています。皆さんはたまたま今、平和な日本に生まれ育っていますが、日本でも過去に地震や津波などの天変地異が絶え間なく起きており、日本だけが世界からの影響を避け、今の幸せを継続できることはできません。
大切なことは視野を広げ、わからないことは自ら学びに向かい調べたり、また先ほどのように他の人と対話して問題の解決をはかろうとしたりすることです。学校の授業は世の中で起きていることと密接につながっています。楽しく学び、世の中の出来事を探究していきましょう。
そして今年は創立八十年目という節目の年になります。先日の始業式では、2・3年生に「皆さんは今、歴史的な瞬間に立ち会っています。」と話しました。グラウンドと体育館に張ってある横断幕のメインキャラクターは「つちのすけ」です。元PTAサポータ代表の足達さんがデザインをしてくださいました。もともとこの土中がたっている丘は、戦国時代に城であった可能性があり、その若い城主をイメージしたものです。
この一年間を、後にいる君たちの先輩たちも含めた全校生徒で、これまでの歴史を踏まえつつ、また新たな土中学校にしていきます。その仲間となって今日から、どんどん自分のやりたいことに挑戦してください。応援しています。
〇先月の卒業式以来、全校生徒3学年がすべてそろいました。やはり学校は主役の生徒たちがそろうと活気にあふれます。新入生は慣れない生活ですが、今の不安は、優しい先輩や親身になって指導してくれる先生方によって、すぐに安心感に変わります。ただ最初はだれに相談していいか迷うこともあります。教職員で注意深く見守っていきますが、ご家庭に帰ってから、不安に思っていることをお子様が話しましたら、学校へ連絡してください
〇新入生は今日、午前中日課ですが、来週の月曜日から給食が始まります。メニューは式辞で話題にした「ポークカレーライス」です。新入生には月曜日の給食の時間に、「あなたにとってカレーライスとライスカレーの違いは何ですか?」と尋ねてみようと思います。
須藤昌英
【正午に下校する1年生】
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