柏市学校図書館紹介blog

2025年10月の記事一覧

実りの秋 読書で心を育てよう!光ケ丘小学校図書館

 光ケ丘小学校図書館は、図工室・理科室・音楽室などがある棟に位置しているので、多くの児童が授業の

前や後に足を運んでくれます。

 児童数895人の学びと心を支えるひとつの場所として学校図書館も日々フル活動しています。

 

 3年生の国語の授業では、クラスの「生き物ブック」を、生き物の特徴や働きに注目しながら作成。

本でたくさん調べたことで“出典”の書き方も覚えました。

最初は、何を書けば良いのか戸惑っていた児童も作り方がわかったら、目を輝かせて自ら何冊も作り出す姿が見られました。

 5年生は、「大造じいさんとがん」の単元で、物語の山場を意識し本の帯を作成しました。

 「方言と共通語」の単元では、班ごとに方言クイズを作成しクイズ大会を授業参観で披露する準備をしています。

 

 1・2年生は、本を返却する前に、グループのみんなに自分の読んだ本の簡単紹介を毎時間おこなっています。

自分のおすすめの本を友だちに紹介することで、読書の楽しさを共有する体験をさせたいと考えています。

 

 校長先生のひと声で、全国各地のパンフレットが集まりました。

都道府県ごとに分けてファイリング。子どもたちが休み時間に手伝ってくれ大助かりです。

早速、4年生の総合の都道府県調べで大活躍しています。一人ひと都道府県を調べ、旅行案内のスライドを作ります。

本だけでなく、パンフレットなどいろいろなツールで調べ学習をおこなうと成果物に深みが増します。

 図書委員会では、秋の読書フェアの一環として「読書でビンゴ」をおこなっています。今年度は、一学期におこなった「しおりコンテスト」で全校から選ばれた人の作品が景品として貰えます。

 このイベントを通して、普段読まないジャンルに挑戦して読書の世界を広げるきっかけとなるといいです。

学校図書館指導員1・2年目研修

2学期が始まりました。まだまだ暑い日が続いていますが、児童・生徒は元気に登校しています。

9月9日(火)沼南庁舎にて1・2年目研修が行われました。

・研修① 授業支援~学校図書館指導員の役割~

 柏市教育専門アドバイザー笹間ひろみ先生より

 授業支援にかかわる学校図書館指導員の役割について講義が行われました。授業者とどのように連携したらよいか、どのような準備が必要か、またT2としての役割を具体的に学びました。日々の努力を重ねることで力量を上げることができます。より良い授業支援を行うために、1.2年目の指導員は真剣に講義を聞いていました。

・研修② より良い支援のために

 学校図書館コーディネーターより

 より良い支援を行うために、1学期の自身の業務内容を振り返り、2学期はどのように取り組んでいくか、事前に考えをまとめて研修に参加していただきました。一人一人の発表では共通の課題があることもわかり、コーディネーターからアドバイスも受けることができました。自身を振り返り、次につなげることは力量を上げるための第一歩になります。

・研修③ 選書リスト・おすすめ本・ブックトーク

 学校図書館コーディネーターより

 実務の確認を行いました。柏市学校図書館指導員は年1回新しく購入した本の中からおすすめ本を紹介しあい、情報交換をしています。おすすめ本を紹介しあう目的と、ブックトークの基本も確認しました。7月の研修で全員がブックトークを行いましたが、研修で学んだことは知識となり、刺激となり、2学期の支援につながっていました。

 内容の濃い研修が続いていますが、一人一人が懸命に学ぶ姿が見られ頼もしく感じます。2学期は授業支援や読書週間もあり学校図書館はとても忙しくも充実した季節になります。研修で学んだことを支えに、2学期もそれぞれの学校図書館のために全力で支援してまいります。

「誰もが 楽しく 過ごせる場所」 酒井根小学校図書館

 酒井根小学校スローガン「よく学び・よく遊び・だれもが楽しく過ごせる学校」のもとに、学校図書館でも様々な取り組みを行っています。

 館内は、読み聞かせなどを行う「絵本の部屋」と調べ学習などで使う「調べる部屋」の二つの部屋に分かれています。「絵本の部屋」では一つの本を友達と読んだり、上級生が下級生に読み聞かせをしたりと交流の場になっています。

 

 

 各学級の図書館割り当ての時間には、「調べる部屋」の資料を使った学習も行われています。

 

 2年生国語「すみれとあり」の単元では、花のたねや木の実のちえに関する本「ドングリとリス」で読書会を行いました。読書会の最後には、図鑑を見ながらドングリの絵を描き、リスになったつもりで森の中に貼り付ける活動をしました。出来上がった作品を図書館に掲示したところ、2年生の作品を見て興味を持ち、該当の本を借りていく児童も多く見られました。

 

  

 

 3年生国語「国語辞典の使い方」の単元では、国語辞典のきまりや使い方について学習し、意味調べを行いました。図書館の大きな机では教科書やノート、辞典等が余裕をもって広げることができるのも利点の一つです。4年生の「一つの花」の意味調べで「配給」という言葉を知った児童は、戦争中の暮しが分かる本を図書館の棚から探し出し、さらに詳しく意味を理解しようとする姿も見られました。

 

 

 図書館では、本だけでなくオンライン事典「Sagasokka!(さがそっか!)」を使った調べ学習も行っています。様々な教科で調べ学習を行う高学年だけでなく、低学年では生き物調べとして、「Sagasokka!(さがそっか!)」の画像や動画を使用する学年もありました。2学期からは図書館でも電子黒板が使えるようになり、タブレット端末を使った学習がさらに便利になりそうです。

 

 

 また、子ども司書の活動も大変盛んで、図書委員会と共に学校図書館の運営に力を発揮しています。本棚の整理整頓やおすすめ本のポップ、注意事項のポスター制作だけでなく、休み時間の読み聞かせや低学年の本探しを手伝うなどのレファレンスにも積極的に取り組んでいます。

 

 

 今後も授業支援や委員会活動、読書活動などの取り組みを通して、「誰もが楽しく過ごせる図書館」の実現を目指していきたいと思います。